摂食障害に苦しむ姿_チェック

心の病気の症状別自己診断(セルフチェック) 摂食障害

摂食障害

自己診断(セルフチェック)

神経性やせ症/神経性無食欲症(拒食症)

1. 摂取カロリーを極端に制限していて、自分の年齢や身長から導き出される平均体重の下限値よりも体重が低い。

2. これ以上痩せる必要ない体重にも関わらず、太ることが怖く、痩せる努力を続けている。

3. 標準より痩せているが、健康には問題ないのでもっと痩せたい。

4. 体格指数を表すBMIが、17以下である。

5. 以下の項目のいずれかにあてはまる。

A 過去3カ月で、過食や意識的な嘔吐をしたり、下剤や浣腸を使ったことがある。
B 過去3カ月で、過食や意識的な嘔吐をしたり、下剤や浣腸を使ったことがない。

上記1~4のすべてに該当する場合は、
「神経性やせ症/神経性無食欲症(拒食症)」の疑い
があります。

・なおかつ、5のAに該当する場合 → 過食・排出型
・なおかつ、5のBに該当する場合 → 摂食制限型

神経性過食症/神経性大食症(過食症)

1. 人と同じような状況、同じ時間内でも自分だけ食べる量が明らかに多い。

2. 食べている間は、自分でも食べること止められないという感覚がある。

3. 大量に食べたあと、体重が増えるのを防ぐためにわざと吐いたり、下剤や浣腸を乱用したり、絶食や過剰な運動を行ったりする。

4. 3のような行動が週1回以上あり、それが3カ月以上続いている。

5. 自分の体型や体重に強いコンプレックスがあり、自分の価値をそれによって決めているところがある。

上記1~5のすべてに該当する場合は、
「神経性過食症/神経性大食症(過食症)」の疑い
があります。

過食性障害(むちゃ食い障害)

1. 他人と同じような状況や時間で、食べる量が明らかに多い。

2. 食べている間は、自分でも食べること止められないという感覚がある。

3. 以下のA~Dの中で3つ以上あてはまる。

A 食べるスピードが、他人や以前の自分に比べてかなり早くなっている。
B 苦しくなるほど満腹にならないと食べた気がしない。
C 過食を人に見られないよう、家で一人で食事をすることが多い。
D 食べたあと、「いけないと分かっているのにまた食べてしまった…」と、自己嫌悪に陥る。

4. 過食に対してはっきりと苦痛を感じる。

5. 過食行為が平均週1回以上あり、それが3カ月以上続いている。

6. 過食したあと、わざと嘔吐をしたり下剤や浣腸を乱用したり、絶食や過剰な運動に走ることはない。

上記1~6のすべてに該当する場合、
「過食性障害(むちゃ食い障害)」の疑いがあります。

 

DSM 改訂第4版から第5版への変更点の概略

摂食障害は、「神経性やせ症/神経性無食欲症」(拒食症)、「神経性過食症/神経性大食症」(過食症・排泄型)に加え、「過食性障害(むちゃ食い障害)」という概念が新設されました。また、「神経性過食症/神経性大食症」については、DSM改訂第4版では過食を代償しようとする行為の頻度が週2回以上だったものが、第5版では週1回以上に改められました。

「DSM」とは何か?知りたい方はこちら

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