「運動」とメンタルヘルス「心のための運動学」 心に働く運動:水泳

「運動」とメンタルヘルス「心のための運動学」 心に働く運動:水泳

近年、うつの予防・改善有酸素運動が有効であることがわかり、ウォーキング水泳サイクリングなどが注目されています。なかでも水中ウォーキングは、水の浮力や水圧により足腰など体への負担が少なく、陸上より楽に体を動かせるのが特徴で、普段運動をしない方、足腰に不安のある方や高齢者の方でも取り組みやすい、おすすめの運動です。

水のもつリフレッシュ効果でうつの症状を改善

水中で行う運動は、水の抵抗を受けるため、陸上で運動を行うより負荷がかかり消費カロリーが多くなるので、ダイエットに効果的。しかも水の浮力がサポートしてくれるので、体への負担が少なくリハビリなどの医療分野でも推奨されています。

水泳全身を使う有酸素運動なので、普段意識することのないインナーマッスルが鍛えられ脳が活性化するといわれています。有酸素運動を行うことで、精神の安定にかかわる神経伝達物質のセロトニンが分泌されますが、水泳の場合は、体温より低い温度の水中で泳ぐことで、温度中枢からより多くのセロトニンが分泌されます。さらに、水圧によるマッサージ効果と相まって、血行が促進され、リラックス&リフレッシュ感が高まることで、うつの症状の緩和・改善が期待できます。

現役時代に合計28個ものメダルを獲得したアメリカの水泳選手、マイケル・フェルプス氏は、幼い頃ADHD(多動性障害)と診断されたものの、水泳を通じて症状を克服したことでも知られています。

無理なく続けるためには?

水泳始めてみようと思ったら、まずは自宅近くや行動範囲内にあるスポーツジムフィットネスクラブ市区町村が運営するプールなど、屋内のプール施設を探してみましょう。

施設利用料はさまざまですが、市区町村が運営するプールでは、都度利用で1回500円前後と手ごろなので、まずはお試し感覚で利用するのもいいでしょう。

一方、スポーツジムフィットネスクラブなどでは、月額会員プランを設定している場合が多く、さまざまなコース、料金プランが用意されています。
プールだけの利用なら月額7,000~10,000円前後プラス入会金3,000円程度が一般的です。
回数制限がないケースが多いので、自分のペースで通えるのが利点です。
また、スポーツジムやフィットネスクラブのなかには、大人向けのスイムスクールを行っている施設もあり、レッスン料はだいたい週1回/月4回で7,000~8,000円ほど。水泳苦手、続けられるか不安という方はそういったプログラムに参加するのがおすすめです。

プログラムに参加すれば決められた日時で通えるので習慣化しやすく「レッスン料を支払ったから通わないともったいないな」という思いも生まれ、通い続ける上で気持ちの後押しにもなります。また、通っているうちにスイミング仲間ができれば楽しみも増え長く続けるモチベーションにもなります。

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