書籍『旅でみる 世の中のしくみ大図解』【おすすめ本紹介】
当たり前に毎日食べているもの、使っているもの。
日々受けているサービス、生活の中のあれこれ。
それらがどうやって生まれてどうやって私たちのもとに届けられるのかをちゃんと考えることって意外と少ないですよね。
『旅でみる 世の中のしくみ大図解』は、当たり前すぎて知らなかった(知ろうともしてこなかった?)身近な世の中のあれこれのしくみを、とてもわかりやすく教えてくれる楽しい絵本です。
水道の蛇口をひねれば出てくるきれいなお水。
海の水が蒸発して雲となり、雨となって地上に降り注ぎ川へと流れ、浄水場で取水・浄化されそれぞれの家に届けられる・・・
例えばそんな上水道のしくみが、この本では、「水の旅」としてスタートからゴールまで色彩豊かなイラストで描かれています。
その「旅」から、きれいなお水が私たちのもとに届けられるまでにどれだけの自然の恵みが、どれだけの人の力が尽くされているのかをとてもわかりやすく知ることができます。そして、もし「旅」の行程のどれかがうまく働かなかったら、私たちは飲み水を手にすることができなくなるかもしれないということも・・・。
単純にとても楽しんで読める絵本ですが、私はこの本を読んで、物だけでなく私たち人間自身もこの地球という星の上で旅をしているということを自然と感じ、生活を成り立たせてくれているすべてを大切に思う気持ちと感謝が湧き上がってきました。
『旅でみる 世の中のしくみ大図解』は、大人もこどもも、それぞれの場所でとても大切なものを受け取れる素敵な絵本です。ぜひ、手にとってみてください。
『旅でみる 世の中のしくみ大図解』(著)リビー・ドイチュ (絵)バルプリ・ケルトゥラ ポプラ社 2,178円(税込)
広告制作会社で働く、二人の娘を持つワーキングマザー。お母さんクリエイターを応援する「HAGUKUMIクリエイターズプロジェクト」にも参加しています。縁つながるひとびとの笑顔をつくっていきたいです。