
愛と希望と勇気のメッセージ4「もうダメだ──と思ったとき」
歩いても、歩いても、前に進んでいる気がしない。
もうこれ以上、前向きになれない。
そんな絶望にとらわれてしまったとき、私たちは
人生に意味を見いだせず、生きることさえ投げ出したくなります。
でも、それは絶望という暗雲が見せる「幻」です。
悪天候の山では、厚い雲が空に垂れ込め
ひどい風雨に視界がさえぎられて一寸先も見えません。
寒さに凍え、身体も動かなくなります。
絶望は、それと同じ状態です。
嵐のさなかに太陽の存在を感じることができなくても、
雲の上で、太陽はいつも変わることなく周囲を照らしています。
そして、どんな嵐も、やがては過ぎ去っていきます。
それを忘れないでください。
いまは感じることができないかもしれないけれど
希望の光はいつも「ある」ということを信じて、
絶望が見せる幻に、惑わされないでください。
嵐に耐え抜いたとき、再び現れた光に照らされた世界は、
これまでの何十倍も、何百倍も美しく感じられることでしょう。
そのときは、必ずやってきます。
どうか、諦めることなく進んでいってください。