心の病気のための食物学コラム 第9回 マインドフルネスは食事でもできる?!

心の病気のための食物学コラム 第9回 マインドフルネスは食事でもできる?!

マインドフルネスは、瞑想を活用して自分の精神をコントロールするメンタルトレーニング法として米国で発展した手法です。マインドフルネスとは、端的に言えば「今、ここで起きていることを、ありのまま感じ、受け止めること」自分の体や心状態を意識することで、ストレスを受ける場面に遭っても、否定的な感情にとらわれることなく、平静を保てるようになるといわれています。
さらに、抑うつ症状の解消や、ストレスからの解放集中力の向上身体感覚を関知する能力の向上情動を調整する能力の向上など、マインドフルネスによる効用は多岐にわたります。しかし、「瞑想」と聞いて敷居が高いと感じる人は多く、脱落する人も少なくないのだとか。
実は、マインドフルネスの実践方法は、瞑想だけではありません。食事をしながらマインドフルネスを実践することも可能です。食べ物を口に入れ、噛んで、味わい、飲み込む・・・こうした一連の行為を、一つひとつ意識しながら、ゆっくり食事をする。これによって瞑想と同じような効果が得られる上、過食を防ぐこともできるといいます。

【マインドフル食事法の3つのステップ】
① 食事をするときに、まず深呼吸をして、自分の空腹感に注意を向ける。

② 食事ではよく噛んで、味わいながらゆっくりと食べる。そのように食事をすることによって起こる体の変化を実感する。咀嚼や咀嚼音にまで注意を向けると、満足感を得やすくなる。

③ 食事が半分ほど済んだあたりで、満腹感を得られているか、惰性で食べ続けていないかどうかをチェックする。満腹感を得られているのなら、食事を残しても良い。次に空腹を感じたときに、また食べれば良い。

ミズーリ大学のトータル・リワード・プログラムの臨床心理学者であるリン・ロッシー氏は次のように語っています。
食事は本来、あなたの味覚を喜ばせる楽しい行為であるべきです。なぜ食事をするか、どう食事をしたらよいか、常に自分の内的な問いかけに答えながら、より満足のできる食事を心がけながらゆっくり食べるのが、マインドフルな食事です。」
「もっとも重要なことは、食物をよく噛んで、味わって食べることです。マインドフルな食事を続けていれば、やがて自分の内部から発せられる信号に敏感になり、満足感を得やすくなり、食事を適量で済ませられるようになります」と、ロッシー氏は説明しています。
瞑想は敷居が高いという方は、マインドフルネスをまず食事で実践してみることから始めてみてはいかがでしょう?

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http://www.dm-net.co.jp/taihei/tounyou/wadai/post_46.html

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