1月に多い心の不調と原因は? 予防・改善のために摂るべき旬の食材は?【その1】

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この時期に起きやすい心の不調とその原因

1月は、元旦、初詣、帰省などのイベントで、食べ過ぎたり飲みすぎたりしがち。また、せっかくの休みだから…と気ままに過ごすと生活も不規則に。
そして、休みが明けていつもの日常が始まると、「年も明けたし、気分一新で頑張ろう!」と頭では思うのですが、なぜかやる気が起きません。仕事や勉強に身が入らない、考えがまとまらない、夜更かしして朝起きられない、食欲が増して甘いものが欲しくなる、といった不調が起こります。これが「正月うつ」と呼ばれるメンタル不調です。
年末からの疲れが溜まっているところに、休暇中の生活リズムの乱れからくる「社会的時差ボケ」や、寒さや低気圧、日照時間の不足などが引き起こす「冬季うつ」など、いくつかの要因が複雑に影響し合って起きると考えられます。

不調を予防・改善する食生活

<積極的に摂りたい成分>
●睡眠の質を高めるトリプトファングリシンマグネシウムGABA
●体内時計を調節するノビレチン
●トリプトファンの吸収を高めるビタミンB6
●日照時間が少なく不足しがちなビタミンD
※朝食は、主食(炭水化物)+おかず(タンパク質)をきちんと摂る。
※夕食はできるだけ早めに食べる。遅くなる場合は、糖質を控える。
※夕食と朝食の間は10時間以上空けるようにする。

<おすすめの食材>

栄養成分通年食材この時期が旬の食材
トリプトファン豆腐、納豆バナナ、ピーナッツ(落花生)、牛乳、チーズ、ヨーグルト、卵、まぐろ、たら、すじこ、かつおぶし、豚レバーまだい、さば、にしん
グリシンかじきまぐろ、するめ、さばぶし、牛すじ、鶏なんこつ、鶏手羽先、豚足、ナチュラルチーズえび、かに、ほたて
ビタミンB6
ニンニク、玄米、ピスタチオナッツ、バナナ、アボカド、まぐろ、さけ、かつお、ぶり、鶏ささみ、鶏むね、レバーブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、白菜、菜の花、ダイコン、ヤマトイモ、ナガイモ、自然薯、いか、ふぐ、ひらめ
ビタミンDしらす、さけ、うなぎ、まあじ、まいわし、さんま、卵、豚レバー、干しシイタケ、マイタケ、エリンギ、マツタケかわはぎ、したびらめ、いしもち、さわら、さば、かれい
GABA発芽玄米、トマト、ジャガイモ、キノコ類、キムチミカン
マグネシウム発芽玄米、雑穀、ホウレンソウ、枝豆、がんもどき、納豆、豆腐、アーモンド、ごま、ひじき、かつお、まぐろ、まいわし、あさりダイコン、白菜
ノビレチンシークワーサー(果皮)、ミカン(果皮)、ポンカン(果皮)

※「通年食材」には、旬はあるけれど1年を通して手に入る食材を含みます。
 太字はさまざまな栄養成分を含む、特におすすめの食材です。

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