6月に多い心の不調と原因は? 予防・改善のために摂るべき旬の食材は?【その2】

#梅雨うつ #イライラする #動きたくない #だるい #眠い #頭痛 #過食

この時期に起きやすい心の不調とその原因

梅雨時の6月は、天候によって自律神経がバランスを崩す「気象病」が起きやすい時期です。

雨天や曇天の多い6月は、日の出から日の入りまでの時間は長いものの日照時間が短く、「冬季うつ」と同様、気分の落ち込み、無気力、眠気、過食(特に糖質)、活動量の低下といった症状が現れやすくなります。また、じめじめとした不快さは、イライラや集中力の低下を招きます。

雨をもたらす低気圧は、一般的には副交感神経に働きかけて倦怠感や眠気をもたらしますが、気圧の変化を感知する内耳が敏感な人は、逆に交感神経に働きかけて、脳の血管を拡張させ頭痛を引き起こすこともあります。

不調を予防・改善する食生活

<積極的に摂りたい成分>
●気持ちを前向きにするセロトニンの原料となるトリプトファン
●セロトニンの合成に欠かせないビタミンB6
●梅雨の日照不足を補うビタミンD
●天気性の頭痛を予防・緩和するマグネシウム、DHA・EPA、αリノレン酸

<おすすめの食材>

栄養成分通年食材この時期が旬の食材
トリプトファン卵、豆腐、納豆、チーズ、ヨーグルト、牛乳、まぐろ豚レバーバナナ、ピーナッツ
ビタミンB6まぐろかつおさけ、鶏ささみ、豚レバーバナナキャベツ、ピスタチオナッツ、焼きのりモロヘイヤニンニク
ビタミンD鮭、干し椎茸、マイタケ、さわら、しらすいわし
マグネシウムホウレンソウ、キャベツ、切干ダイコン、発芽玄米、あおさ、ひじき、わかめ、あさり、しらす
DHA・EPAさば、さんま、まぐろ、ぶり、いくらあじ、いわし、あなご
αリノレン酸えごま油、亜麻仁油、クルミ青ジソ(大葉)

※「通年食材」には、旬はあるけれど1年を通して手に入る食材を含みます。
 太字はさまざまな栄養成分を含む、特におすすめの食材です。

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