8月に多い心の不調と原因は? 予防・改善のために摂るべき旬の食材は?【その1】

#冷房病 #気象病 #夏季うつ #頭痛 #情緒不安定

この時期に起きやすい心の不調とその原因

年間でもっとも気温が高くなる8月は、暑さで体力と精神力の消耗が激しい時期。屋内と屋外の気温差、夕立や台風などの気圧差で自律神経が酷使され、熱帯夜で睡眠不足になると疲労が溜まります。このため、だるさ、気分の落ち込み、イライラ、集中力の欠如などのメンタル症状のほか、気象病の症状として頭痛が起こりやすくなります。
疲れが溜まって食欲が落ちたり、火を使う調理を避けたくなるので、食生活も乱れがち。簡単につくれて食べやすい麺類や冷たい清涼飲料水ばかり食べていると、糖質の過剰摂取になりがちです。特に、清涼飲料水の飲みすぎは、倦怠感や不安感、キレやすいなどのメンタル症状を伴う機能性低血糖症の入り口になることも。

不調を予防・改善する食生活

<積極的に摂りたい成分>
●自律神経の疲れをとるイミダペプチド、DHA&EPA
●代謝を高めて疲労回復を促すクエン酸
●睡眠の質を高めるGABA、テオブロミン
●セロトニンの原料となるトリプトファン
●トリプトファンの吸収を促すビタミンB6

<おすすめの食材>

栄養成分通年食材この時期が旬の食材
イミダペプチド鶏むね肉、牛もも肉、まぐろ、さけかつお(戻りがつお、まながつお)
DHA&EPAまぐろ、いくらかつお(戻りがつお、まながつお)、いわし、ぶり
クエン酸レモン、梅、ミカン、夏ミカンシークヮーサー、スダチ
GABA発芽玄米、きのこ類、納豆
テオブロミンココア
トリプトファンバナナ、ピーナッツ、チーズ、ヨーグルト、牛乳、豆腐、納豆、卵、たい、豚レバー
ビタミンB6水菜、ブロッコリーバナナ、玄米、レバーシシトウ、ピーマン、ニンニク

※「通年食材」には、旬はあるけれど1年を通して手に入る食材を含みます。
 太字はさまざまな栄養成分を含む、特におすすめの食材です。

こんな記事も読まれています