3月に多い心の不調と原因は? 予防・改善のために摂るべき旬の食材は?【その1】

この時期に起きやすい心の不調とその原因

冬と春の境目で、日々の寒暖差が激しい2月下旬から3月は、気温の変化に対応するため自律神経がフル稼働して多大なエネルギーを消費します。また、日の出の時間が早くなるにつれて目覚めも早くなるなど、生活リズムが乱れることも。このため、体を酷使したわけでもないのに疲労感や倦怠感があったり、わけもなく気分が落ち込んだりといったメンタル不調が出やすくなります。

不調を予防・改善する食生活

<積極的に摂りたい成分>
●うつ症状を緩和するセロトニンの原料となるトリプトファン
●トリプトファンの吸収に必要なビタミンB6、B12、マグネシウム
●セロトニンの分泌を促すビタミンD
●脳神経の働きを良くするEPA・DHA

<おすすめの食材>

栄養成分通年食材この時期が旬の食材
トリプトファンチーズ、ヨーグルト、牛乳、豚レバー、バナナ、ピーナッツ豆腐、納豆、卵、たい
ビタミンB6レバー、バナナ、玄米、ニンニク菜の花、水菜、ブロッコリー
ビタミンB12しじみ、鶏レバー、のりあさり、はまぐり、牡蠣、わかさぎ、やりいか
ビタミンD鮭、いわし、干し椎茸、マイタケさわら、しらす
マグネシウムホウレンソウ、切干ダイコン、発芽玄米、あおさ、ひじきキャベツ、カリフラワー、
わかめ、あさり、しらす
EPA・DHAまぐろ、いわし、いくらぶり

※「通年食材」には、旬はあるけれど1年を通して手に入る食材を含みます。
 太字はさまざまな栄養成分を含む、特におすすめの食材です。

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