8月に多い心の不調と原因は? 予防・改善のために摂るべき旬の食材は?【その2】
#夏季うつ #社会的時差ボケ #睡眠障害 #情緒不安定 #気分障害 #適応障害
この時期に起きやすい心の不調とその原因
夏季休暇が入る8月は、体のリズムが乱れやすい時期です。
休みだからといってつい夜更かしや朝寝坊をしたり、「いつもは我慢しているゲームや動画を思う存分楽しもう!」と、スマホやパソコンの画面を何時間も見続けてしまうことも。帰省や旅行などに行く場合も、開放感からクタクタになるまで遊んだり暴飲暴食をしたりなど、羽目を外しまいがちです。
その反動がくるのが休み明け。休暇でずれてしまった体のリズムは、すぐには戻りません。夜眠れない、途中覚醒してしまう、日中眠い、といった体内時計のずれが原因となる睡眠障害に要注意です。また、気ぜわしい日常生活に戻ったことへのストレスから、イライラや気分の落ち込みといった気分障害、仕事や学校へ行くのがつらくなる適応障害などのメンタル不調に陥ることもあります。
不調を予防・改善する食生活
<積極的に摂りたい成分>
●睡眠の質を高めるGABA、ビタミンD、DHA&EPA
●幸せホルモン・セロトニンの原料となるトリプトファン
●トリプトファンの吸収をサポートするビタミンB6
●意欲の低下や不安感、焦燥感を緩和するチロシン、鉄分、亜鉛
<おすすめの食材>
栄養成分 | 通年食材 | この時期が旬の食材 |
---|---|---|
GABA | 発芽玄米、きのこ類、納豆 | |
ビタミンD | 干しシイタケ、キクラゲ、さけ、いわし丸干し、しらす | かれい |
DHA&EPA | まぐろ、いくら | かつお(戻りがつお、まながつお)、いわし、ぶり |
トリプトファン | バナナ、ピーナッツ、チーズ、ヨーグルト、牛乳、豆腐、納豆、卵、たい、豚レバー | |
ビタミンB6 | 水菜、ブロッコリー、バナナ、玄米、レバー | シシトウ、ピーマン、ニンニク |
チロシン | 大豆、アーモンド、タケノコ、卵、乳製品、にしん、煮干し、かつお節、たたみいわし | |
鉄分 | 小松菜、ホウレンソウ、投入、あさり、牡蠣、ほたて | 枝豆、そら豆、岩牡蠣 |
亜鉛 | カシューナッツ、油揚げ、卵、牡蠣、ほたて、豚レバー、牛肉(赤身) | 岩牡蠣 |
※「通年食材」には、旬はあるけれど1年を通して手に入る食材を含みます。
太字はさまざまな栄養成分を含む、特におすすめの食材です。
フリーライター。ヘルスケア&医療系を中心に、各種情報誌やムック制作に携わっています。ワーカーホリック時代に一生分の不摂生をしたので、これからの人生は早寝早起き・晴耕雨読が目標。物心ついたときからのマンガ読み。好きなアーティストはQUEEN、イズラエル・カアノイ・カマカヴィヴォオレ、岡崎体育。当サイト運営メンバー。