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もしかしたらあなたは食事で心を悪化させている!? マンガで知る心と食べ物の関係 【おすすめ本紹介】

「どうしてこうなっちゃったんだろう?」。
心の不調に悩む方が、一度は考えたことのある疑問だと思います。その答は、たぶんひとつではありません。けれど、多かれ少なかれ影響を与えているのが食事です。なぜなら、私たちの体のほとんどは、私たちが日々食べたものからできているから。そして、心をつかさどる脳も体の一部だから。
『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』(奥平智之・いしいまき/主婦の友社)は、心の不調の原因と改善策を、主に食事の面から紐解いています。特に、現代人にとても多いといわれる鉄欠乏と糖質過多の心への影響については、分かりやすくていねいに解説しているので一読の価値ありです。

・食べると幸せになるスイーツも、食べ過ぎるとイライラしてくる!?
・集中力がなく空気が読めない子どもは、発達障害ではなくアレルギー!?
・些細なことが気になる「繊細さん」は、もともとの性格ではなく鉄欠乏!?
・豚レバーを食べると、統合失調症疑いの幻覚幻聴が改善される!?

本書を読むと、たとえばこんな食事と心の驚くべき関係が見えてきます。

【この本の使い方】
本書は、大きく分けると、前半が心の栄養学のテキスト、後半が症例マンガという2部構成になっています。とても充実した内容ですが、今の不調を早く何とかしたい方は、最初から順番に読んでいくのは少々まどろっこしいかもしれません。

・うつ傾向が続いている
・情緒不安定で対人関係がうまくいかない
・パニック発作を起こすことがある
・落ち着きがなく異常なほど片付けが苦手
・日によって気分の浮き沈みが激しい
・猜疑心が強く、幻聴や幻覚があるように思う

こんな状態で悩んでいたら、ひとまず後半の症例マンガから読みましょう。「自分にもあてはまるかも…」と思う症例があったら、まずは、そこで紹介されている食事改善のアドバイスを取り入れてみてください。そして、前半部分は、食事改善を実践しながらじっくりと読みましょう。最初から読んでも、気になるところから読んでもOKです。自分の変化を観察しつつ、食事と心の関係についての理解を深めてください。
症例マンガに自分にあてはまるものがないときは、「心の栄養素チェック1~7」を使い、不足している栄養素を見つけることから始めるといいでしょう。

※現在、心療内科や精神科を受診している方(特に薬を処方されている方)は、念のため医師に相談してから食事改善に取り組むことをおすすめします。

奥平智之(著) いしいまき(マンガ)
『最新版 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』主婦の友社 1,540円(税込)

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