「よりそいホットライン」【Webサイト紹介】
メンタルに不調を抱えたとき、あなたはどうしますか?
私は、これまでは、メンタルの不調について誰かに話すことができませんでした。小さな理由が4つ。1つは「正確に伝えられないから」。正確に伝えられないと、相手は「言いたいことがよくわからない」という反応を示したり、少しズレた悩みとして相手に伝わるために、少しズレた回答をもらうことになったりします。2つめは「不調は自分の考え方や捉え方に問題があり、それを相手に指摘されるのがイヤだから」。3つめは、「友人や家族、仲間に心配や負担をかけたくない」。4つめは「弱みを知られることで、自分やまわりの人にとってリスクになることを怖れている」です。
そして、最も大きな理由が1つ。それは、メンタル不調を抱えていることを、自分が認めたくなかったのです。メンタルの不調は、自分を保てなくなるかもしれない、そうしたら大切な存在(家族や友だち)を守れなくなることに直結すると思い込み、何としても認めるわけにはいきませんでした。
あるとき、たまたま会話の流れでふと「6月が苦手」と人に伝えたことがあり、すこし心が軽くなるという経験をしました。相手が「そっかぁ、私も、低気圧が苦手」と軽く流してくれたからかもしれません。そんなことがきっかけで、心の安定のためには、まず自分の状態を正確に把握すること、ときには誰かにつらさを分かち合うことが大切だと思えるようになりました。
それでも、やはり周囲につらさを伝えられないときがあります。
そんなときは、電話相談サービス「よりそいホットライン」を頼りたいと思います。
【よりそいホットライン】 0120-279-338
( 岩手・宮城・福島県からは 0120-279-226 )
この番号にかけると、相談したい内容ごとに、暮らしの困りごとや、死にたいほどつらい人、など悩みに応じた番号を選択するようガイダンスが流れます。相談したい内容の番号を押すと、専門の相談員が話を聞いてくれます。
心がつらい方は、ぜひ勇気を出して、電話をかけてみてください。
実は、私はなかなか電話をかける勇気が出なくて、夜にいきおいでかけてみたところ、「ただいま回線が混み合っています」というアナウンスが流れて、まだ相談できていません。電話をかけるだけでも勇気がいるので、「電話をかけることができた」ことがまず一歩かなと思っています。電話がつながらないとシュンとしますが、おそらく、より深刻な悩みを抱えている方を優先しているのではないかと思っています。
電話がつながって、相談できたら、また続きを書きます。
筋肉質の猫と、人を育て中のライターです。当サイトプロジェクトリーダーでもあります。大切にしている言葉は、祖父から教わった「足るを知る」です。イラストは祖母がデザインしたもので「人生には笑顏も涙もあるけれど、笑顏のほうが少したくさんだといいよね」という意味が込められています。