『チック症の日常』【動画紹介】

チック症とは、本人の意志とは関係なく体が動いてしまう疾患。
奇異な発声や行動により、変人扱いされ、社会から孤立しやすく、
有効な治療法も確立されていない。

そんな症状に子供の頃から悩まされていたある大学生が、
自分の症状や悩みに関する動画の配信を決意。

「僕は障害者」
「どんなにがんばっても健常者には勝てない」
「友達も彼女もできるわけがない」
「でも、がんばりたいんだ」

そんな彼の心の声をさらけ出した映像に、
同じ症状で苦しんでいたけれど勇気をもらった、
チック症の友人や家族のことを理解できるようになった、
とたくさんのコメントが!
100本を超える動画の中には、再生数200万を超えるものもある。

私は、あまり関心がない病気だったが、
一連の動画がドラマのようで引き込まれてしまった。
ハンデを背負いつつ一生懸命に生きている彼。
感情移入して、応援したくなってしまう。
そして彼がだんだん素敵な人に見えてくる。
チック症も、彼の好ましい個性のように見えてくるから不思議だ。

欠点やハンデは恥ずかしいものであり、
自分の人生を引っ張り続けるものと考える人は多いと思う。
その欠点をオープンにすることは恐ろしいことかもしれないが、
彼のように自分の欠点を細部までわかるほどの光にあてると、
素晴らしい宝物になり得るのだなと感じた。

動画をアップするごとにどんどん素敵な人になっていく、
彼の変化もぜひ楽しんで欲しいです。

 
YouTubeチャンネル『チック症のタカハシ』

 

こんな記事も読まれています