映画『うまれる』【おすすめ映画紹介】
両親の不仲、幼いころに受けていた虐待の経験から、親になることを戸惑う夫婦。出産予定当日におなかの中で我が子を失った夫婦。子どもを望んだものの、授からない人生を受け入れた夫婦。完治しない障害を持つ子を育てる夫婦。。。
命の教育的要素が大きい映画かとイメージしましたが、もっとやわらかい感覚で心に語りかけてきます。それでもって、感覚的には柔らかいのに、何かを揺さぶってくる。
人間ってたくましい!美しい!
困難と思えることと格闘すること、その時の心の動揺・葛藤すらも人生の大事な養分のひとつなんだなぁということに気付かせてくれます。
そしてそれは、乗り越えたときに全部の姿を現して見せてくれるんだなぁ、と。
でももう一つ。きっと自分のそれには気付かずに生きてるなぁということも。
「うまれる」という入り口を通して、そんなことを見せてくれる映画です。
うまくいっている実感がなかなか感じられない毎日も、映画にして死ぬときに見返してみたら、大変だったけどなかなかいい人生だったって思えるのかも。
そんなふうに自分を見てあげられるようになるかもしれません。
映画『うまれる』
https://www.umareru.jp/umareru/
夫と2人の息子がいます。最近小さい庭の畑での野菜作りにはまっています。昔はサボテンを枯らしてしまうようなタイプでしたが、変われば変わるものです。よく考えずに生きていた部分が多く、突っ込まれどころ満載。義母と同居・介護(入院→施設となったので、自宅介護ではありませんが)の経験あり。