花を飾ってみませんか
真っ赤なツバキを見て「わぁ」と心を弾ませたり、
満開の桜を見て心がホッとほぐれたりしたことは、
誰にも一度は覚えのあることだと思います。
この小さな心の振動がもたらす効果を、暮らしに取り入れてみませんか。
実は、花によってストレスが軽減され、
体がリラックスすることは、医学的に証明されています。
千葉大学の研究では、花をそばに置くことで
前向きな気分になれるという主観的要素と、
ストレス時に高まる交感神経の活動がダウンし、
リラックス時にみられる副交感神経の活動がアップする
という客観的要素が立証されました。
五感を司る右脳が、花からの刺激を受けて気持ちや行動に変化を起こさせる
という説もあります。五感で感じることのできる花の特徴には、
香りや感触などもありますが、身近なのは色による効果です。
人は暖色を見ると温かさを感じ、寒色を見ると涼しさを感じるように、
花の色からもさまざまな刺激を呼び起こされます。
赤・・・意欲や勇気
ピンク・・・緊張をほぐす
イエロー・・・ストレス緩和、コミュニケーション能力向上
白・・・心身リフレッシュ
ブルー・・・理性や自制心
オレンジ・・・体内機能活性、体温上昇
紫・・・鎮静
玄関には前向きな気持ちになれる色の花を、寝室には落ち着ける色を・・・
と場所による色選びは定番ですが、ときには直感で「この色!」と選んでみると、
自分が無意識に必要としている効果に気づくかもしれません。
ピンク色の花を選んだら「肩に力が入っていたかな?」とか、
オレンジ色の花を選んだら「元気になりたいんだ」という具合に。
花選びに迷うときは、お花屋さんに相談して
●「飾りたい場所」
●「欲しいイメージ(癒される、元気が出る、大人っぽい、など)」
●「予算」
これら3つのポイントを伝えて、
気分に合った花を選んでもらうのもひとつの手段です。
また、選択肢は足もとにも。庭先に咲く草花は摘みたてをすぐに挿すことができ、
いつでも気軽にフレッシュな季節を感じることができる
我が家専用の花市場です。
飾って得られる効果を知り、選んで発見する、自分からのサインを受け取って。
「私」を咲かせてくれる花を、飾ってみませんか。