映画『風をつかまえた少年』【おすすめ映画紹介】

これはアフリカの最貧国マラウィを舞台にした実話。

2001年に起きた大干ばつによって、
主人公の少年と家族はさまざまな困難に直面する。
食べ物も、お金も、教育も、治安も、
必要なものが次々となくなっていく。

きっと多くの日本人がこの映画を見たら
自分たちは恵まれていると思うだろう。
私もはじめはそう思った。
しかし悲惨な状況を見ながらも、だんだんと
この家族の素晴らしさ、自分のことを二の次にして
与え、助け合おうとする心の強さと美しさが伝わってきた。

この村には何もないと叫ぶ娘に母が言う。
「飢えたら私の手を切って食べさせる。お前は私の子だから。」

家族のために何も食べず、失敗したと落胆する父。
少年が言う。「何もかもが失敗じゃないよ 僕は学校に行けた
水か 風をつかって きっとうまくいく 手伝ってくれれば」

私は「もの」を持っている。好きなものも食べられる。
彼らには「もの」はない。
でも助け合い、胸を張って、まっすぐ生きている。

本当に大切なものを見失わないようにしなくては。

 
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