「疲れは魔物」その2:疲れは体を動かしてこそとれる!? アクティブレストにトライしよう!
あえて体を動かすことで疲れをとるアクティブレストとは?
アクティブレストは「積極的休養」とも呼ばれます。体を動かさずに安静にすることで休息をとる「静的休養法」に対して、疲れているときに軽く体を動かして疲労回復を効果的に行う方法です。もともとは、スポーツ選手たちの疲労回復として用いられていましたが、普通に生活する私たちにも活用することができます。
疲れ切ってやっと迎えた週末、「何にもせずに家でゆっくりしよう」と思う人も多いでしょう。実際、土日はずっとゴロゴロして休んでいたけれど、体のだるさや気力が月曜日になってもとれず、「何だか疲れが残っているな」と感じることがあるはずです。一方で、土日に趣味で運動などをやっている人のほうが、体を使っているはずなのに月曜日を元気に迎えられるということもあります。
なぜ、休んだのに疲れているのでしょうか。それは、疲労状態を放置しているためです。ただ静的に休んでいるだけでは疲労の原因となっているものを解消できないのです。
アクティブレストが疲労回復にいい理由は大きく2つあります。
1つ目は、体を動かすことで血流をスムーズにしてくれることです。血流がよくなれば、栄養が全身に行き渡り、老廃物の排出が促され、体のコリやだるさといった身体的な疲労を効果的に回復してくれます。
2つ目が、疲労を感じる大きな要因である脳と自律神経の疲れにアプローチすることです。細胞から出る疲労物質を抑制するたんぱく質は運動によって増やすことができるので、疲れが溜まりにくい体づくりができます。また、運動のなかでも単純なリズム運動はセロトニン神経を活性化させるので、ただ休んでいるより爽快感を感じることができ、メンタルヘルスにもとても有効です。
手軽に取り入れられるアクティブレストは?
アクティブレストは、決して難しい運動を行うものではありません。スポーツ後のクールダウンもアクティブレストの一種です。ですから、心地よいと思える範囲で程よく体を動かすのがポイントです。おすすめの方法は以下の2つです。
ストレッチ
筋肉を伸縮させると血流がよくなるのでコリを解消することにつながります。深呼吸をしながら、体を伸ばしましょう。ストレッチの内容も自分のやり慣れたものでかまいません。とくにデスクワークの人は、仕事の合間に腰回りや肩、首などのストレッチを行うと肩こりや腰痛対策になります。
ウォーキング
有酸素運動でもっとも手軽なウォーキング。いつもより、少し速めを意識して歩きましょう。仕事帰りに一駅歩くなど、できる範囲で行いましょう。週末のハイキングはとてもよいアクティブレストです。ウォーキングによる疲労回復効果に加えて、自然を感じながら歩くことで精神的なストレスの解消、リフレッシュにつながります。
大切なのは、心地よいと感じる運動量!!
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