秋田の聖母マリア

ヴァチカンが認めた涙を流す「秋田の聖母マリア」

「そばにいて、見守ってくれている」そのことを疑ったことはないけれど、
大声で「いない」と叫ばれ続けているかのような世の中で、
祈るように日々を送っているあなたへ
「大丈夫」「ちゃんと見ているよ」と示し、安堵と包容を与えてくれる場所があります。

1975年1月4日の朝秋田県のカトリック修道会「聖体奉仕会」に納められている
聖母マリア像から涙が流れました。
のちにヴァチカンから「奇跡」と公式認定されたこの落涙は、
1981年の9月15日まで101回、断続的に続きました

この修道会では、落涙より以前の1973年にも不思議なことが起きていました。
病を抱えた修道女が礼拝を行おうとした瞬間、
まぶしい光に包まれ、手のひらに出血と痛みを伴う十字架型の聖痕が顕れたのです。
数日後、修道女の前に聖母マリアのような美しい女性が現れ
「病はよくなります。この世を嘆く天主を慰めるため、人々の償いのために祈ってください」
と告げました。翌日、マリア像の右手に十字架型の聖痕流れる血とともに出現
お告げは数回にわたり、人類へのきびしい警告と受け取れる内容もありました。
その後、修道女の病は治癒。また、マリア像に現れた血や涙は、
岐阜大法医学教室による鑑定の結果、B型のヒトの体液であることがわかりました。

さらに複数の病人の快癒現象を併せた一連の奇跡は1984年まで続き、
2013年には、ローマ教区主催の聖母巡礼所10カ所に選ばれました。
現在「秋田の聖母マリア」年間約7千人が巡礼に訪れています。

大きな愛で包んでくれる人の言葉は、祝福やいたわりの言葉ばかりとは限りません。
ときに、厳しい忠告が身を打つことも。
それでも、確かな存在を肌身に感じ、透明なまなざしで世界をもう一度見直すために、
この地を訪れてみませんか。

カトリック修道院「聖体奉仕会」
http://www.seitaihoshikai.com

聖母マリア像への礼拝は、聖体奉仕会サイトに記載の「開堂時間」内であれば、いつでも可能だということです。

Top photo by SICDAMNOME (Own work) [CC BY-SA 4.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons

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